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【ヴィン=ケイニー極軽装武術】 - ゆとシート for SW2.5

【ヴィン=ケイニー極軽装武術(アーマード・バトルアーツ)

(ラクシア全土)
入門条件
50名誉点

魔法文明時代から魔動機文明時代の間にかけてラクシア全土を旅したとされる伝説の女傭兵にして旅人「ヴィン=ケイニー」によって生み出されたとされる武装術です。
ヴィン=ケイニーは傭兵でありながら非常に整った肢体と絶世の美貌を有していたとされるソレイユの女性で、その端麗な容姿を活かし娼婦や踊り子に扮しながら要人を守り抜く護衛として活躍し、路銀を集め世界中を旅してまわったと伝わっています。生粋のソレイユであった彼女は自らの肉体に絶対の自信を持ち、変装の際に自らの肢体や肌を露出することを厭うことはありませんでしたが、争いごとを生業とする以上、有事の時に自らの身体を守るための防具を用意するのがが難しいことに悩みを抱えていました。そこで彼女は愛用していた防具の装甲面積を徹底的に削り、わずかに残された装甲面積で全ての攻撃をいなしきる受け流し特化の装武術を生み出しました。まるで下着と見まごうほどに装甲の削られたその鎧はその煽情的な見た目から娼婦や踊り子に扮していてもただの服飾と勘違いされ、誰もそれがれっきとした防具だと気づくことができなかったそうです。そのため彼女はどこにでもその鎧を持ち込むことができ、いつでも十全の戦闘能力と防衛能力を発揮することができたと言われています。
彼女が主に活動していたのはレーゼルドーンやケルディオンといったアルフレイムとは別の大陸でしたが傭兵であると同時に流離いの旅人"放浪者"でもあった彼女はかつてアルフレイムにも泳いで渡り活動していたという記録がアルフレイムの各地に残されています。このような経緯からヴィン=ケイニー極軽装武術(アーマード・バトルアーツ)はアルフレイムを始めとしてラクシア全土場所を問わずにわずかながらも伝わっています。しかし、その装武術の根幹たる煽情的かつ奇抜な形状をした鎧、および敵前に肢体や肌を惜しげもなくさらすという行為はソレイユを除いた種族にはなかなか受け入れられず、わずかな秘伝継承者が細々とこの流派を受け継いでいるというのが現状です。もしこの流派を修めたいと望むのならば海沿いのソレイユの集落を巡り秘伝継承者を探すか、冒険者・放浪者となった秘伝継承者を探し出し弟子入りすることが現実的でしょう。
余談ですが、そんな彼女の煌びやかで艶やかな戦いぶりに感銘を受けた人々が彼女にあやかり、その鎧を模したものから争いに必要のない装甲部分を取り払い、主に水辺の活動に用い始めたのが昨今流通している水着の一種「ビキニ」の語源なのではないかという学説が一部の歴史学者の中で支持され始めています。

流派装備

この流派は防具だと認識されないほど限界まで装甲面積を削った〈金属鎧〉による装武術です。ヴィン=ケイニーがソレイユの女性だったからなのか現在に伝わっているヴィン=ケイニーが使用していたとされるその鎧はそのほぼすべてが女性用の下着と見まごうほどの装甲面積しか有しておらず女性的な魅力を煽る煽情的な装飾が施されたものがほとんどです。その見た目から装着を敬遠する者も多いですが、防具職人や仕立て屋が道楽として作るにはちょうどよい存在であったため大きな街ではその鎧のレプリカやオリジナルデザインの鎧が意外と簡単に手に入ります。

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要

秘伝

《ピンポイント・ガード》

必要名誉点
20
タイプ
独自宣言型
前提
限定条件
流派アイテムの〈金属鎧〉
使用
適用
リスク
概要
回避力判定失敗時、防護点+4
効果

敵の攻撃を避けきれなくても咄嗟に鎧の数少ない装甲面積で打ち払い、ダメージを軽減します。この特技の習得者は回避力判定に失敗したとき、その後受けるダメージは防護点が4点高いものとして受けることができます。《ピンポイント・ガード》は10秒(1ラウンド)に1回までしか試みることはできません。

《ボディ・パリィング》

必要名誉点
30
タイプ
《かいくぐり》変化型
前提
《かいくぐり》
限定条件
〈金属鎧〉
使用
適用
リスク
概要
金属鎧装備時、盾を装備していなくても《かいくぐり》の効果を適応できる
効果

鎧の装甲を盾に見立てて敵の攻撃を打ち払いながら、自らに有利な位置取りを得て、致命の一撃を狙うことができます。この特技の習得者は〈盾〉を装備していなくても〈金属鎧〉装備時ならば《かいくぐり》の条件を満たしているものとしてその効果を適応することができます。

《トランス・コンセントレイション》

必要名誉点
20
タイプ
独自宣言型
前提
《牽制攻撃Ⅰ》
限定条件
流派アイテムの〈金属鎧〉
使用
適用
30秒(3ラウンド)持続
リスク
回避力判定後、回避力or命中力ー1
概要
3ラウンドの間、回避力・命中力判定+2して戦闘特技宣言不可。回避力判定後、回避力or命中力をー1し、それぞれー3まで累積する
効果

下着と見まごうほどに装甲が削られた鎧を身にまとい敵前に姿をさらすという極限の状況と緊張感により集中力を極限まで高めます。この特技を宣言後30秒(3ラウンド)の間、この特技の習得者は回避力判定と命中力判定に+2のボーナス修正を受けることができます。ただし、この特技の効果を得ている間は宣言特技の宣言を行うことができなくなり、回避力判定を行うごとに判定後に回避力判定か命中力判定にー1のペナルティ修正を受けなくてはなりません。このペナルティ修正はそれぞれー3(つまりこの特技の宣言前から見てー1)になるまで累積し、いずれかのペナルティ修正がー3になった場合はまだペナルティ修正がー3になっていない方の回避力判定か命中力判定にペナルティ修正を受ける必要があります。この宣言特技の効果を打ち切るには、主動作を使用する必要があります。

《ハイトランス・コンセントレイション》

必要名誉点
30
タイプ
独自宣言型
前提
《牽制攻撃Ⅱ》
限定条件
流派アイテムの〈金属鎧〉
使用
適用
30秒(3ラウンド)持続
リスク
回避力判定後、回避力or命中力ー1
概要
3ラウンドの間、回避力・命中力判定+3して戦闘特技宣言不可。回避力判定後、回避力or命中力をー1し、それぞれー4まで累積する
効果

《トランス・コンセントレイション》と同様ですが、回避力判定と命中力判定へのボーナス修正は「+3」となります。

《オーバートランス・コンセントレイション》

必要名誉点
50
タイプ
独自宣言型
前提
《牽制攻撃Ⅲ》
限定条件
流派アイテムの〈金属鎧〉
使用
適用
30秒(3ラウンド)持続
リスク
概要
3ラウンドの間、回避力・命中力判定+4して戦闘特技宣言不可。回避力判定後、回避力or命中力をー1し、それぞれー5まで累積する
効果

《トランス・コンセントレイション》と同様ですが、回避力判定と命中力判定へのボーナス修正は「+4」となります。

製作者:宇宙豆