「欠けぬ、砕けぬ。祖霊に守られし我が黄金を恐れぬのならば吠えるがいい！」
「だがこれも一族の掟……本当は、本当は送りたくないが……！」
性別：男　　年齢：48
種族：リカント（狼）
技能構成：ファイター13、ドルイド11、レンジャー9、ウォーリーダー8、ソルジャー11、ガーデナー3
一人称：私
二人称：お前、貴殿
◆解説
　サリアの父親。ラージャハ帝国軍の最高戦力とも目される将軍であり、不変の象徴たる黄金の盾の名を関する戦士。【キルガリー双刃戦舞闘技】の秘奥を修め、その名の通りの黄金の連結剣を振るう。ただし、名に反し盾を持ったことは生涯で数えられるほどにもない。あくまでも、彼自身が「ラージャハの最後の盾」なのだ。
　先祖より伝わるという特殊な森羅魔法を用いるが、生まれた子が人間であることもあってこれを無理に教えるつもりはないらしい。とはいえ並々ならぬ関連性はあるようで、半年ほど前にまだ14歳だったサリアに、お使いとしてドーデンの親族から「とある箱」を受け取りに行かせるというお使いにしては激しすぎるものを命じていたりする。また、一族に伝わる「成人した子は旅に出なければならない」という掟もまたサリアに課そうとしている。
　厳格な性格をしているが子煩悩な所があり、上記の掟を理由に軍に兵役の特例除去を押し通しているがどちらかといえば冒険者に憧れた娘のためらしい。趣味はガーデニングで、彼の家にはラージャハでは珍しい緑の庭が広がっている。よく枯らす。

「もう私も若くないかなぁ」
「もう大丈夫、ゆっくり休んで。あとはママが全部やっつけちゃうから！」
性別：女　　年齢：34
種族：人間
技能構成：バトルダンサー14、プリースト(フルシル)14、エンハンサー14、他
一人称：私
二人称：あなた、キミ
◆解説
　サリアの母親。専業主婦。この歳になっても身長が伸びず小さいままであるため、近隣地域のマスコットのように扱われると同時に夫との身長差をよくからかわれている。
　引退した元冒険者であり、かつては勇者の異名を取るほどに無数の事件にぶち当たっては後の夫である軍人のヘンリクの手を煩わせていた。諸事情あっての未成人の冒険者であったという。全盛期に振るった祭器の魔剣は現在では家のオブジェと化している。元が突出した凄腕であるため彼女の引退には多くの残念がる声が上がったが、ヘンリクと軍部は「イオスが動くと余計な事件が湧いてくるから大人しくしていてくれ」とかなり悲痛な声も上がっているとか。
　流石に引退して長いのでそろそろ弱体化しているはず。ちなみに、グレンダール以外の信仰なので税は余計にかかっているが、夫の収入がすごいので気にならない。